【第1期】1日6万円|福岡県内の飲食店への給付金(感染拡大防止協力金)の概要について!
お久しぶりです。たいよう行政書士事務所の「古池 太陽」です。今回は福岡県内の飲食店が1日6万円もらえる「福岡県感染拡大防止協力金」についてです。
こちらの協力金の内容については、福岡県庁のホームページにて確認することができます。ですが、県庁のホームページでは専門用語を使って書かれているので、イマイチ概要が分からない…なんて人もいると思います。
このページでは、福岡県感染拡大防止協力金について
- 対象になるのはどんなお店なのか?
- どんな要件を満たせば受け取れるのか?
- 必要な書類はなにか?
このような内容について、極力専門用語を使用せずに分かりやすく解説しています。これから給付を受けようと考えている飲食店の方はぜひ参考にしてみてください。
出典:福岡県庁
こちらのページの内容は動画でも解説しています!
福岡県感染拡大防止協力金とは?
福岡県感染拡大協力金(以下、協力金)とは、福岡県で飲食店をしているお店に給付されるものです。
給付金の概要をまとめると、
- 給付額は1日6万円(最大138万円)
- 1月16日~2月7日で「時短営業」か「休業」のお店が対象
- 申請期間は2月8日~3月7日
- 申請は「オンライン」か「郵送」で行う
- 早ければ1週間以内に給付してもらえる
今回の協力金は、名目は協力金となっていますが、立ち位置的には「給付金」に似ているので、基本的に受給要件を満たしていればほぼ100%と受け取れるものになります。
では、ここからは協力金の対象になる飲食店や必要になる書類など、具体的な内容について見ていきましょう。
協力金の対象となる飲食店は?
協力金の対象となる飲食店は、福岡県内にある「飲食店」や「喫茶店」になります。これに含まれるのは、居酒屋やラーメン屋など一般的な飲食店だけでなく、露天営業している屋台も対象になります。
また、キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホール、スナック、バー、パブ、キャバクラ、ライブハウスなどいわゆる「遊興施設」に該当するものであっても、飲食店の営業許可を受けている場合は対象となります。
対象とならないお店
逆に対象外になってしまうのは、以下のような形態のお店です。
- ネットカフェ
- マンガ喫茶
- テイクアウト専門店
- キッチンカー
- コンビニ等のイートインスペース
- 自動販売機
このほかにも、「宿泊を目的とした利用が相当程度見込まれる施設」と判断された場合は、協力金の対象から外れてしまいます。例えば、宿泊したお客様のみに飲食を提供しているホテルの場合は対象外になります。
協力金を受け取るための条件は?
協力金を受け取るためには、令和3年(2021年)1月16日~2月7日の間、次の2つのことをする必要があります。
- 営業時間を朝5時~20時までの間にする
- お酒の提供を11時~19時までにする
このように、営業時間やお酒を提供できる時間の制限を守ることが条件になります。
例えば、夜中の23時まで開けていたお店は、「閉店を20時、お酒は19時までの提供」にすれば条件を満たすことになります。また、時短営業だけでなく、「休業」した場合も協力金の対象となります。
注意点として、元々の営業時間が5時~20時までのお店は協力金の対象外になります。例えば、ランチしか開けていなかったお店などがこれに該当します。
支給される協力金の金額
支給される協力金は1店舗あたり最大138万円(1日6万×23日)になります。
少し補足をすると、通常1月16日~2月7日の時短営業(休業)した飲食店に給付されますが、例外的に1月18日までに時短営業をすれば協力金の対象として認められてしまうケースがあります。ただし、その場合は受け取れる協力金の金額が減少してしまいます。
- 1月16日から時短営業:138万円
- 1月17日から時短営業:132万円
- 1月18日から時短営業:126万円
また、1月18日がタイムリミットになり、これ以降に時短営業した場合は協力金を受け取ることができません。
必要となる書類は?
協力金を申請する為に必要となる書類は以下の10つです。
- 申請書
- 誓約書
- 本人確認書類の写し(※個人事業主のみ)
- 通帳の写し
- 確定申告書の写し
- 店舗の写真
- 飲食店の営業に必要な許認可を取得していることがわかる書類の写し
- 営業時間短縮の状況が分かる書類の写しまたは写真
- 酒類の提供時間を短縮したことが分かる書類の写しまたは写真
- 役員名簿(※法人のみ)
このようなものを用意する必要がありますが、文字だけ見てもイメージが付かないと思いますので、どのような書類や写真が必要なのか実物で見ていきましょう。また、入手する必要がある書類については、どこで入手できるのかも記載しています。
1.申請書
今回の協力金を申請する為の書類です。こちらの申請書は下記のようなところで入手することができます。
入手先 | 具体的な場所 |
---|---|
商工会議所等で配布 | 商工会議所、商工会、市町村役場、中小企業振興事務所、保健福祉環境事務所 |
県庁ホームページから印刷 | 申請書の印刷はこちら |
郵送で取り寄せ | 下記に問い合せることで、申請書を郵送してもらうことが可能です。 【問い合わせ先】:福岡県感染拡大防止協力金コールセンター 【電話番号】:0120ー567-918 【受付時間】:9:00~17:00(休日なし) |
オンラインで申請する際は、専用フォームに直接入力するので、書類を入手する必要はありません。
2.誓約書
今回の協力金を申請するにあたって、虚偽(ウソ)の報告がないかなどについて誓約する書類です。
こちらの書類は郵送申請する方のみが必要な書類で、書類はこちらから印刷することができます。(オンラインの場合は申請フォームで誓約することになります。)
3.本人確認書類の写し(個人事業者のみ)
本人確認書類の写しで一般的なのは運転免許証のコピーです。県庁の必要書類にハッキリと書かれていませんが、免許証の裏表をコピーしておくのが無難でしょう。
そのほか、下記のようなものも本人確認書類になります。
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
本人確認書類の写しが必要なのは、「個人事業者」の方だけです。
4.通帳の写し
通帳をコピーしたもののことです。指定はありませんでしたが、通帳の「表紙」と「1ページ目」をコピーしておくと安心です。
5.確定申告書の写し
確定申告書の写しとは、税務署の収受印がある「確定申告書Bの第一表」のことです。(法人の場合は「法人税確定申告書別表一」になります。)
- 法人の方:最新の事業年度分
- 個人の方:令和元年(2019年)分、令和2年(2020年)分のどちらでも可
お店が法人か個人によって認められる確定申告書の年が少し違います。
6.店舗の写真
こちらは単純に店舗の写真になります。「店舗名」が分かるように撮るのがポイントです。例えば、暖簾や看板などがあるなら、お店の外観と一緒に映るようにしましょう。
7.飲食店の営業に必要な許認可を取得していることがわかる書類の写し
こちらの許認可に当てはまるのが「営業許可通知書」や「社交飲食店営業許可証」などです。
営業許可証
「飲食店営業許可証」や「喫茶店営業許可証」を準備する必要があります。こちらはA4サイズの用紙となります。
営業許可証と、協力金の申請する人の氏名が異なる場合は「理由書」を提出する必要があります。理由書はこちら。
社交飲食店営業許可証
スナックなどの場合は、こちらの書類のコピーも必要となります。サイズは先ほどと同様A4です。
書式は発行する市によって若干異なることがあります。
8.営業時間短縮の状況が分かる書類の写しまたは写真
こちらについては用意するものは2つあります。それが「通常営業時間」と「営業時間短縮」が証明できるものです。
通常営業時間
まず通常営業時間を証明できるものについてですが、
- ホームページ
- 口コミサイト(食べログ等)
- フリーペーパー
- 店頭ポスター
など、通常の営業時間が分かるもの用意する必要があります。
営業時間短縮
こちらも先程と同様に、ホームページや店頭ポスターなどで営業時間時短縮をしていることが分かれば問題ありません。
当事務所がおすすめしているのは、営業時間短縮のチラシを店舗に貼り付けておくというものです。これを貼り付けておけば、次でご紹介する「酒類の提供時間短縮」の条件についても満たすことができるので一石二鳥になるからです。
こちらのチラシに関しては、県庁のホームページからダウンロードすることができます。
県庁のホームページはこちら
休業する場合
休業する場合は、1月16日~2月7日まで休業していることが分かるものを用意する必要があります。こちらも上記画像のように、休業していることが分かるチラシを店頭に貼っておき、それを写真に収めておくのが確実でしょう。
こちらのチラシに関しても県庁のホームページからダウンロードすることができます。
9.酒類の提供時間を短縮したことが分かる書類の写しまたは写真
お酒の提供できる時間は19時までとなっているので、その時間を守っている証明をできるものを用意する必要があります。
例えば、メニュー表に「お酒の提供は19時まで」と記載し、それをコピーするなどです。そのほかにも、先ほど少し触れましたが、上記画像を県庁のホームページからダウンロードし、店頭に貼った写真を用意するという方法が考えられます。
10.役員名簿(法人のみ)
福岡県感染拡大防止協力金のホームページ内に用意されたエクセルファイルで役員名簿を作成する必要があります。(エクセルファイルはこちらからダウンロードできます。)
- オンライン申請の場合:エクセルファイルを申請フォームにアップロード
- 郵送申請の場合:エクセルファイルに入力か、印刷後に手書きをして郵送
]オンライン申請する場合はエクセルファイルをそのままアップロードする必要があります。写真などに撮影した状態でアップロードすると、書類不備になります。
協力金の申請時期と申請方法
申請時期
申請の受付期間は、令和3年(2021年)の2月8日~3月7日となっています。(郵送の場合は、3月7日の消印有効)
申請方法
また、申請方法は「オンライン」か「郵送」で行うことができます。申請は2月8日以降に行うようにしましょう。
オンライン申請の場合
オンライン申請は、お店が法人か個人事業者かで申請フォーム先が異なります。
申請は3月7日の23時59分まで。
郵送での申請の場合
郵送で申請する場合は、下記の住所に申請書等を郵送することになります。
〒810-8799
福岡中央〒局留
福岡県感染拡大防止協力金事務局 宛
郵送する場合は、レターパック等の郵便物の追跡ができる方法で郵送する必要があります。
3月7日の消印有効。
いつごろ給付してもらえるのか?
申請に不備がなくスムーズに行けば1週間以内に給付が完了します。
ただ、申請書類に不備があった場合や、郵送で申請をした場合は支給までに時間がかかることがあります。なので、協力金の給付を早めに受けたいお店は、オンラインでの申請がオススメということになります。
お問い合わせ先
協力金についての詳細は「福岡県感染拡大防止協力金コールセンター」が受付ています。
- 電話番号:0120-567-918(タップで発信します)
- 受付時間:9時~17時(無休)
そのほか、福岡県庁のホームページでも確認することができます。
県庁のホームページはこちら。
福岡県感染拡大協力金のご案内はこちら。
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